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カレンダーこぼれ話 vol.6「七福神 神様たちのONE TEAM」

明けましておめでとうございます。いよいよ2020年がスタートしましたね。

今回は、弊社の人気商品のひとつ「七福神」カレンダーについての“こぼれ話”をご紹介します。
この絵を見るポイントって何なのかな? そもそも七福神のことを知らない……どんな神様?
そんな方はぜひこちらの記事を参考になさってみてください。

グローバルな“ONE TEAM”なんです

「福をもたらす神様」を7神組み合わせて描かれるものを「七福神」と呼びます。
枕の下に「七福神」の絵を入れるとよく眠れるとか、お正月に船に乗っている姿で描かれたポスターなどで、七福神を見かけることが多いかもしれません。

おめでたい図柄の代表として使われる「七福神」ですが、私は「恵比寿様」は知ってるけど、他はちょっと…。「弁財天」っていう女性の神様がいたような気がする…といったように、一人一人の神様の名前は意外に知られていないかもしれません。

そしてじつは、七人の神様のうち、一人をのぞいてすべて外国由来の神様なのです。
どんな神様がいるのか簡単にご紹介していきましょう。

◆「恵比寿(えびす)」唯一の日本出身!
古事記に伝わる、日本をつくった伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の間に最初に生まれた子供。
鯛を抱え、釣竿を持った姿で描かれます。この姿は「釣りはするが、網はしない」ということを示し、利益を追わない美しい心を象徴しているとされています。漁業の神様から、商売繁盛、五穀豊穣の神様として知られています。

◆「大黒天(だいこくてん)」日本の大国主命とインドのシヴァ神の融合
頭巾をかぶり、手には金や米がでてくる「打出の小づち」を持ち、袋を背負って米俵を踏んでいる姿で描かれます。背中の袋には寿命、人望、精麗、威光、愛嬌などの「七宝(しっぽう)」という人徳が入っているとされています。
頭巾には「上を見てはいけない」という意味が含まれていて、いつも謙虚でいること、踏んだ米俵は「足るを知る」ことを教えてくれているそうです。

◆「毘沙門天(びしゃもんてん)」インドの武神(イラスト中央)
日本の武将たちの信仰を集めた成功の神様。左手にはたくさんの教えと、福徳を与えてくれる宝塔。右手には怨敵を砕く宝棒を持った姿で描かれます。宝船に乗る際には船頭さんをつとめてくれています。

◆「弁財(才)天(べんざいてん)」唯一の女神。インドのサラスヴァティー神
美しい女神で、琵琶を持つ姿で描かれます。財や富をもたらす他に、音楽、芸能、学問の神様として知られています。

◆「福禄寿(ふくろくじゅ)」中国の道教の長寿、人徳の神様
幸福の「福」、身分を表す「禄」、寿命を表す「寿」の三文字が名前になったそう。背が低く、頭と体が同じくらいの長さで、髭をたくわえた老人の姿で描かれます。道教でまつられる「南極星」の化身だともされています。

◆「寿老人(じゅろうじん)」中国の道教の延命長寿の神様(イラスト右端)
杖をついている姿で描かれます。傍らに「鹿」を従えていることも。
健康・幸福・福徳・長寿の神様で、老子が仙人になった姿ともいわれています。

◆「布袋(ほてい)」唯一の実在した人物
中国の唐の時代に実在したとされる「契此(かいし)」という僧。
常に大きな袋を背負っていたことから「布袋(ほてい)」という名前で呼ばれるようになったそうです。施しを受けるとその一部を袋に入れていたとか。袋の名前はかの有名な「堪忍袋(かんにんぶくろ)」!確かにこの穏やかなお顔が怒るとかなり怖そうです…。幸福や財産をこの袋から与えてくれるといわれています。

大きなお腹で色々な場所を泊まり歩き、風変わりな姿にも関わらず人々を安らかにする不思議な魅力をもっていたそう。福徳・良縁・夫婦円満・子宝の神様として知られます。

そのほかに、江戸時代には福禄寿と寿老人は同じ神様とされることもあり、そんな時は「吉祥天(きっしょうてん)」という女神や「猩々(しょうじょう)」と呼ばれる架空の動物が入ることもあったそうです。

一口に「七福神」といっても、その中の神様の多様さや個性の豊かさには驚かされますね。

七福神をお参りしていろんな福を呼び込もう

「七福神」のそもそもの始まりは室町時代。
中国の三国魏時代の末頃に哲学の談義をおこなったとされる、七人の賢人の集まり「竹林の七賢人(ちくりんのしちけんじん)」をモチーフにした画になぞらえて、福の神を七神そろえて描き、信仰することがはじまったそうです。

日本では今でも多くの地域で、七福神のお社を順番にお参りする「七福神巡り(しちふくじんめぐり)」が存在します。なんと遠く台湾でも行われているそうです。

チームを組んだことで、より多くの福を私たちに運んでくれる「七福神」。ぜひそれぞれの神様を思い浮かべながらお参りしてみてくださいね。
こちらのカレンダーを使われる際にも、この神様は…と思いを巡らせてみてください。
きっと、幸せの歌をそえた七神が、2020年に福を届けてくれるはずです。

参考文献:平藤喜久子(2018)『日本の神様 解剖図鑑』 株式会社エクスナレッジ.

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